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That’s how it is. そういうもんだよ 

言われてみればなるほど納得、いつか使ってみたい英語表現シリーズ。

That’s how it is.
そういうもんだよ。

日本語の意味もあいまいな感じがして解りにくいかも知れないでござるが、直訳すると「それはそういうものです。」という事で、誰かが何かについて感想や不満を述べた時に肯定的にあいづちを打ったり、諦観をうながしたりする時に使われるでござるな。

後ろに with ~ と名詞をつける事によって、「~とはそういうものだよ。」という使い方もできるでござる。

That’s how it is with life.
人生とはそういうものだよ。

That’s how it is with people.
人間ってのはそういうものです。

相手の言葉に対する返答として使うと上記の様な意味になるのでござるが、たとえば文頭に置くと以下の様なニュアンスでも使うことができるでござる。

That’s how it is with beef bowl. Gravy soup is more important than beef itself.
牛丼ってやつは、肉そのものより肉汁の入ったつゆの方が大切だ。

某牛丼チェーンのつゆは白ワインを使っているそうでござるが、考え出した方は天才でござるな。輸入物のワインが安いからというのも理由のひとつでござろうが、確かに西洋の肉料理の様に赤ワインではなく、白ワインを使うと肉汁とあいまって独特の甘辛さがでるのでござる。

自宅で牛丼を作る時に白ワインを入れるように勧めているレシピを結構ネットで見かけたのでござるが、拙者は同時に輸入牛を使うように勧めたいでござるな。上品な肉質と脂の国産牛だと白ワインの味に負けてしまう(下手すると脂が全部溶けてしまう)事が多いので、牛丼を作るときにはできるだけ安っぽい肉の方が良かったりするのでござる。

That’s how it is with cooking.
料理ってそういうものですよね。

Now things are getting interesting. 面白くなってきたね

いつか使ってみたい英語表現シリーズ

Now things are getting interesting.
面白くなってきたね

ドラマのセリフっぽく訳すと「ようやく面白くなって来やがったぜ!」って感じでござろうか
(いつの時代のドラマだろう?)

最初のNowは特に意味があるわけでなく、「いよいよ」とかそんなニュアンスを文章に持たせるためにあるのでござるな。thingsも「事態とか状況」とか言う意味で situation とか conditions とか言うより口語的な表現でござる。あとは be getting interesting で「面白くなっている」という意味になるわけでござる。

そしてこの A is/are/am getting ~ という英語表現を覚えれば、「Aがどんどん~になって来ている」という事を自由に表現できるようになるでござる。

Recently, she has been getting beautiful, hasn’t she?
最近彼女どんどん綺麗になってない?

まーこんな事を日常会話で言うようなキャラじゃないのでござるが。

日本晴れ – 簡単に英語に出来ない日本語

今日はいつもと趣向を変えて、簡単に英語で表現できない日本語を扱ってみようと思うでござる。

日本晴れ

辞書で調べてみると以下のように書いてあるでござる。
(1)少しの雲もなく晴れ上がっていること。 「―の上天気」
(2)疑いや不安などがなく、気持ちがすっきりしていること。 「心はすっきり―」

そして英語辞書で調べてみると天気の表現は以下のように訳されているでござる。
ideal [glorious] weather

しかし文章の中で「日本晴れ」を英訳するのに ideal weather で本当に良いのでござろうか?日本晴れという言葉が持つ爽快感というか、「天気がとても良いのでなんだか心も晴れ晴れとしてくる」という一種のワクワク感が伝わらないとダメな様な気がするのでござる。 glorious weather だと今度は少し大げさな感じがしてしまうでござるな。間違いではないけど glory と日本晴れの持つイメージがしっくりこない気がするのでござる。

そもそも「日本晴れ」という言葉が持つイメージって結構人それぞれ違う様な気がするのは拙者だけでござろうか?語源を調べると諸説あるようでござるが、基本はとても素晴らしいものに対して最上の褒め言葉として「日本―」という呼び方をしたのが始まりだそうでござる。

ちなみに「ちょんまげ英語塾」のまげたんでは以下の様な文章を掲載しているでござる。

It’s a glorious day in Edo city as usual.
今日もお江戸は日本晴れだ。

他に訳しようが無かったからでござるが、なんとも複雑な気持ちでござる。あんまり完璧を求めてもダメなのでござるが。

It’s rotting! 腐りかけてる!

意外に思われる御仁も居られるかも知れないでござるが、拙者は料理が得意でござる。ちょんまげ英語塾の方でも料理や食材に関する情報が多いのは拙者の好みを反映しているのでござるよ。

買い物も自分でするわけでござるが、その日に食べる分をその日に買って使い切るのはちょっと難しい。それに空きっ腹で買い物へ行くと必ず余計な物まで買ってしまうので、ちょっと危険。なのでとりあえず汎用性の高い食材を値段が安い時に買っておいて、あとで冷蔵庫の中身を見ながら献立を考えて料理をするのでござる。

でもこういう料理の仕方だとどうしても使い切れない野菜が腐敗という形で 「早く食べてくれ」と自己主張をするので、数週間に一度は野菜炒めを山盛り食べるはめになるのでござるな。特にもやしは安くて美味しいのに腐るのが早くて困り者でござる。そこで今回のフレーズ、

It’s rotting!
腐りかけてる!

rot=腐る という意味なので現在進行形にする事で「腐敗が進行中である」という意味になるわけでござるな。もやしは bean sprouts なので複数形にして They are rotting! の方が良いかも知れないでござる。

「腐る」は他にも go bad とか言ったりするのでござるが、こちらは日本語の食べ物が悪くなるという表現とほぼ同じでござるな。あとは decay とか go off とかとも言うでござる。微生物による食物分解なんて難しい言い方をする場合には decompose でござるよ。

すでに次に翻訳する書物が決まっているのでやらないでござるが、そのうちネタに困ったらその日の献立を英語で紹介する記事を書くのも良いでござるな。

out of the picture 蚊帳の外

今日もたまたま見つけたいつか使ってみたい英語表現を紹介するでござる。

out of the picture
(蚊帳の外)

辞書で調べると「目立たないで、関連がなく、重要でなく、十分知らされないで」などとも紹介されているのでござるが、単語の意味をよくよく考えると蚊帳の外の「蚊帳」が「picture=絵・写真」に置き換わっただけだと気づいていただけるでござろうか?解りやすくいえば「仲間はずれ」って感じでござるな。

他には

out of the loop

という言い方もあるのでござるが、「loop=輪」という意味なのでほぼ同じ表現でござる。こちらの方が蚊帳の外の英訳としては意味が近いかも知れないでござるな。

さらに発展させると out の反対は in ってことで in the loop になると人の輪に加わっているイメージでござる。

Keep me in the loop.
(僕も仲間に入れてよ。)

ビジネスシーンなどで使う場合には、「私にも情報を逐一教えて下さい。」という様に使われるでござる。情報を共有する人の輪に加えてもらいたい…in the loop という言葉のもつニュアンスが良く効いてる英語表現でござる。

単語の持つニュアンスを掴むと、熟語や派生語のニュアンスまでも掴めるようになるという事が解っていただけたでござろうか?