平家物語のアレ

ほい、今回は英文を和訳ではなく日本文を英文に訳してみようと思うでござる。

とは言っても実は本サイトの「まげたん」のページで前に訳したものなのでござるけど・・・年末だからちょっと楽したいなぁ・・・なんて。

んじゃ本文を

「祇園精舎」の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す
奢れる者も久しからず、ただ春の夜の夢の如し
猛き者も遂には滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ

The bell of Jetavana tolls,
And says everything changes.
The color of sal blossoms shows the truth,
That the prosperous inevitably decline.
Even the proud cannot last,
Like a dream on a spring night.
The rowdy perished at the end,
Same as the dust flown by the wind.

英訳 Translated by へいはちろう

いやぁ何度読んでも名文でござるよな(原文は)、
一応訳すときに出来るだけ日本文と同じ調子で読めるように気を配ったつもりでござるが「祇園精舎」とか「沙羅双樹」の英訳には困ったでござるな、時代とか場所によって呼ばれ方が色々あったり通名なのか学名なのかとか・・・結構前に訳したのでどれを選んだか忘れてしまったでござるけどな

ただ本文の持つ「無常観」は我ながら全く表現できていないでござるよな、未熟なりへいはちろう。上級者によるご批判募集中でござる。

sooner or later – 遅かれ早かれ –

なんだか昨日の記事が結構気にいったんでまた拙者お気に入りの熟語表現を書いてみたいと思うでござる。

sooner or later
遅かれ早かれ

なかなかこちらも良い響きでござるな
「遅かれ早かれ」・・・なんか不吉な雰囲気がある気がするのは拙者だけでござろうか?
「どちらにせよ」または「結局は」と言った方が日本語っぽい気がするでござるな。

んじゃ例文を

Sooner or later , a new year is coming.
So I never mind about Cristmas!

どうせ正月が来るんだから、俺はクリスマスなんか気にしないぞ!

という感じでいかがでござろうか?
ここでは良い方に使ってみたでござるが、避けられない事象を表現する時の方が使われるでござるな。

ちなみにお侍なので拙者にはクリスマスなどありません

~せざるを得ない cannot help ~ing

たまには英熟語カテゴリに記事を追加しようと言う訳で本日の熟語は

~せざるを得ない
cannot help ~ing

でござる。

なかなか良い響きでござるよな、「~せざるを得ない」
実際日本語でもこういう言い方はあんまりしないので
「~するほか無い」って言う感じでござろうか?
「どうしようもなく~しちゃう」ってくらい砕いて訳すとどうでござるかな?

I couldn’t help eating much because I didn’t have any girl friends on last Cristmas.
(去年のクリスマスは彼女が居なくてヤケ食いする他無かった)

こんな感じでどうでござろうか?
こういう風に後ろに原因を示す文が来る事が多いでござるな。
ぜひ共皆さんにも使って欲しいでござる。

Wikipedia「Christmas」を翻訳

前回に引き続き、歴史ではなく時事ネタとして今回はWikipediaの項目の中でもクリスマスを翻訳したいと思うでござる。

ただ、いつものように序文を訳すと誰でも知っているような情報しか無いので今回はEtymology(語源・由来)について訳してみたいと思うでござる。

Wikipedia 「Christmas」

Etymology

The origin of the word Christmas is controversial. Some believe that the word is derived from the Egyptian compound word Khristos-Mas (Christ’s Birth). Others believe in an Anglo-Saxon derivation. In Anglo-Saxon times, Christmas was referred to as geol, from which the current English word ‘Yule’ is derived. The word “Christmas” is a contraction meaning “Christ’s mass.” It is derived from the Middle English Christemasse and Old English Cristes mæsse, a phrase first recorded in 1038. The words for the holiday in Spanish (navidad), Portuguese (natal), French (noël) and Italian (natale) refer more explicitly to the Nativity. In contrast, the German name Weihnachten means simply “hallowed night.”

Christmas is sometimes shortened to Xmas, an abbreviation that has a long history. In early Greek versions of the New Testament, the letter Χ (chi), is the first letter of Christ (Χριστός). Since the mid-sixteenth century Χ, or the similar Roman letter X, was used as an abbreviation for Christ.
原文 2006年12月22日現在 Wikipedia 「Christmas」

語源

“Christmasと言う言葉の由来には様々な議論があるでござる。

「エジプト語の合成語”Khristos-Mas”(キリストの誕生日)である」と言う人も居ればアングロサクソン人行っていた祝祭”geol”(現代においては”Yule”として知られている)が由来であると言う人もいるでござる。

また”Christ’s mass”の短縮形であるとも言われていて、由来は中英語の”Christemasse”や古英語の”Cristes m<ae>sse”で最古の記録では1038年ごろの書物に見ることが出来るでござる。

スペイン語の”navidad”, ポルトガル語の”natal”,フランス語の”noe<->l” イタリア語の”natale”、等これらクリスマスを表す言葉はより明確に”Nativity”(キリストの誕生)に由来しているでござる。

それに反してドイツ語の”Weihnachten”は単純に「聖なる夜」と言う意味でござる。

クリスマスは時々”Xmas”と略されるでござるがこれにはとても長い歴史があり、初期のギリシャ語で書かれた新約聖書でキリストを表す言葉の”Χριστος”の頭文字”X(chi)”から来ており、16世紀中ごろからこの”X”と形の似たローマ字の”X”(ギリシャ文字のXはローマ字ではC)もキリストを意味する文字とされたのでござる。

和訳 Translated by へいはちろう

今回はかなりツライ翻訳でござったな、そもそも拙者の専門は日本史と英語でござるのにギリシャ語やらフランス語やら果ては古英語まで出てきちゃってもう大変でござった、いや意味も大変でござったがキーボードで入力出来ねー!!!

それでも苦労して翻訳した甲斐があったでござるかな?

Wikipedia「Koki Kameda」をちょんまげ翻訳

  いつもはWikipedia の中でも日本や日本史に関する項目を翻訳しているのでござるが、たまにはブログらしく時事ネタでも翻訳してみようかとWikipediaで亀田興毅を検索してみたら記事があった。

ちょっとビックリしたでござるが、ちょっくら翻訳してみるでござる。

ちなみにさすがに今日のタイトルマッチの記事はなかったので8月の最初のタイトルマッチに関する部分を翻訳してみたいと思うでござる。

Wikipedia 「Koki Kameda」

Title bout vs. Landaeta

On August 2, 2006, in his first attempt for the world title, Kameda squared off with Juan Jose Landaeta of Venezuela in Yokohama, Japan. The fight was rather controversial as Kameda won the fight in a 2-1 split decision despite getting knocked down in the first round and being dominated in the final 2 rounds. Further fueling speculation was the fact that the Korean judge who scored the fight 114-113 in Kameda’s favor gave the final round to Kameda 10-9, although the perception by most observers was that the clearly exhausted Japanese boxer did nothing but tie up his opponent and try to avoid being knocked out in that round. If the Korean judge had scored the final round in favor of Landaeta, the Venezuelan would have won the bout. Furthermore, the match reinforced the existence of a home field advantage and bias a foreign fighter must face when fighting on Japanese soil. There were mixed reactions from the Japanese public after the fight. Some 50,000 calls were taken by Tokyo Broadcasting System, the station that broacasted the fight, to complain about the decision. While some hailed the 19 year old’s aggressiveness and impressive technique, others believed Landaeta was obviously the better fighter and exposed Kameda’s inexperience and questionable stamina. Despite the controversial nature of the decision, it was a close, bitterly contested bout. Scoring some of the very close earlier rounds for Kameda would give the young fighter the necessary buffer on the scorecards to required to win, despite Landaeta’s late charge. The two were scheduled for a rematch in October of 2006, but was postponed due to eye injury claims by Kameda’s camp. They will fight again on December 20, 2006.

原文 2006年12月20日現在 Wikipedia 「Koki Kameda」
2006年8月2日横浜で亀田はファン=ランダエタとの初めてのタイトルマッチを行ったのでござる。

1ラウンド目でダウンを奪われ、最後の2ラウンドにおいて劣勢であったのにも関わらず判定によって2-1で勝利したことは様々な議論を呼んだでござる。

特に様々な憶測を呼んだのは韓国のジャッジが最終ラウンドにおいて亀田が完全にグロッキーでダウンを避けるためにクリンチを繰り返すのみだったのにも関わらず10-9で亀田優勢の判定をつけ最終的に114-113で亀田の勝利と判定したことでござる。

もしこのジャッジがランダエタに得点をつけていたらランダエタがチャンピオンになっていたのでござる。

さらにその上、日本において外国の選手が日本人と戦う場合に直面する猜疑、日本人がある程度有利なのだと言う事を印象づけたのでござる。

この試合はさまざまな反響を呼び、判定に不服のある人々からこの試合を放送したTBSには50000件もの苦情の電話が入ったのでござる。

何人かの人々が19歳と言う若さゆえの積極性や印象的な技巧を認める一方で、他の人々は亀田の経験の無さとスタミナ不足をさらけ出したランダエタの方が明らかにより優れたボクサーだと信じたのでござる。

その判定は本質的に議論の余地があるのでござるが、僅差で争われた序盤のラウンドは後半のランダエタの猛追にも関わらず若い亀田勝利のための得点とされたのでござる。

この二人は2006年10月に再戦する予定だったのでござるが、亀田陣営から目の負傷を理由に2006年12月20日に延期されたのでござる。

和訳 Translated by へいはちろう

ん~~、なんかあんまりいい訳ではござらんな・・・

それにしてもまさか英語版のWikipediaにまで亀田の事が載っているのでござるな、まぁ世界チャンプなんだからあっても不思議は無いのでござるけど。

しかしこの記事って本当に外国の方が書いたのだとしたら、すごいマニアでござるな。日本の方が書いてる可能性もあるでござるが。

やはり拙者は歴史に関する項目を訳している方が楽しいでござるな。