Wikipedia「Shinto」をちょんまげ翻訳

さて、久々のちょんまげ翻訳のお題は「神道」でござる。

年始に初詣に行った御仁は多かろうと推測されるでござるが、「神道」とはどういうものか理解しているでござるか?

信仰としてはともかく文化としての「神道」は海外の方に聞かれたとき、簡単に説明できるようにしたいでござるな。

それじゃあWikipediaで紹介されている「Shinto」の項目の序文を翻訳してみたいと思うでござる。

Wikipedia 「Shinto」

Shinto(神道) is the native religion of Japan and was once its state religion. It involves the worship of kami (神), gods. Some kami are local and can be regarded as the spiritual being/spirit or genius of a particular place, but other ones represent major natural objects and processes: for example, Amaterasu, the Sun goddess, or Mount Fuji. Shinto is an animistic belief system. The word Shinto was created by combining two kanji: “神” (shin), meaning gods or spirits (when read alone, it is pronounced “kami”), and “道” (tō), meaning a philosophical way or path (originally from the Chinese character Tao). As such, Shinto is commonly translated as “the Way of the Gods”.

After World War II, Shinto lost its status as the state religion of Japan; some Shinto practices and teachings, once given a great deal of prominence during the war, are no longer taught or practiced today, and others exist today as commonplace activities such as omikuji (a form of fortune-telling) and Japanese New Year that few give religious connotations. Important national ceremonies such as coronations and royal marriages are conducted at the Three Palace Sanctuaries in Tokyo, and many Japanese still travel at least once in their lives to the Grand Shrine of Ise in Mie Prefecture.
原文 2007年1月17日現在 Wikipedia 「Shinto」

「Shinto(神道)」とは日本独自の宗教でかつては国教だったこともあるでござる。

神道は土着の神々や史上に功績を残した人物または自然界にある象徴的事象、例えば「Amaterasu(天照大神、太陽の女神)」や「Mt.Fuji(富士山・※浅間神社)」等への崇拝が基になっているでござる。

「神道」と言う名称は日本語では神々や精神的事象を指す”神”の字と、哲学的方法論の意味を持つ”道”の2つの文字で表され、しばしば「The Way of the Gods(神々の道)」と訳されるでござる。

第2次大戦後、国教としての立場を失ったことから戦時中に突出して熱心に行われていた慣習や教義は現在ではあまり行われることがなくなり、反対に「おみくじ(占いの一種)」や「初詣(ほぼ宗教的側面の無い)」と言ったような信仰が残ることとなったのでござる。

ただし現在でも重要な国家行事、即位式(即位の礼)や皇族の結婚式などは東京(※皇居)の「宮中三殿」で行われるでござる。

また多くの日本人が今でも人生に一度は三重県の「伊勢神宮」に伊勢参りに行くでござる。

和訳 Translated by へいはちろう

いやはや、今回の翻訳はかなりツライものがあったでござるな。特に微妙な表現とかは悩みに悩んだ末、あきらめちゃったでござる。一神教文化の英語圏の方が原文を書いてるとしたらさぞかし表現に悩んだでござろうな。

いや、ここまで理解して下さって有難い限りでござる。
英文の読める方は全文を読んで見てくだされ。英文はちょっと・・・と言う方は日本のウィキペディアを読んでみると良いでござる。

ウィキペディア 「神道」

そもそも「神道」などと言うと若干とっつき難いでござるが、初詣に行く神社や近所の夏祭りや秋祭りなどで担ぐ神輿に乗ってる神様の縁起(由来)は知っていてもいいんじゃないかと拙者は思うでござる。

最近は縁起に全然関係ないのに無理やり「縁結び」や「学業」にご利益がある事にしちゃってる神社も結構あるでござるからな。

~って何の略? stand for

英語を学ぶにあたって避けて通れない小さな問題の一つに長い固有名詞の頭文字を取った略語があるでござるな。

例えばWHO(世界保健機関、World Health Organaization)などでござる、
主に組織名や都市名(NYなど)や技術用語(WWWなど)に使われるでござるな。

ちゃんと正式名称を聞けばその単語から意味が推測できるでござるが、頭文字だけの場合知らなければさっぱり意味が解らないで困りものでござる、またこうした略語が通用するような固有名詞は一般常識である事が多いので知らないとちょっと恥ずかしかったりするものでござる。

しかし我らは「ちょんまげ」で英語学習者なのでござるから、素直に解らない事は教えてもらうが吉でござる、そんな時の聞き方がこれ。

What does ~ stand for?
~って何の略?

~にあたる頭文字の部分をハッキリと発音するのがポイントでござるな、何せ似たような頭文字の略語は多いでござるから。

そして英語を学習していると「なるほどね」と素直に受け入れがちになるこれら略語でござるが実は
まず略語があって次に正式名称がある
事も多いでござる。

特に最新技術や商品などの場合、名前を覚えてもらって普及させたい訳でござるから「憶えやすい、発音しやすい略語になるように」正式名称がつけられる訳でござる。

例えばインターネットを意味するWWW(World Wide Web)なんかは狙って付けてるとしか思えないでござるな。(事実は知らないでござるが)

英語学習者にとっては身近でちょっと嫌な略語であるTOEIC(Test Of English for International Communication)なんかもOfのOは略字に入っているのにforのfが略語に入っていないのは何より発音しやすいためにでござるが、そもそもこのネーミングセンスはネイティブの方にはどう思われるのでござろうか?
TOEFLはTest Of English as a Foreign Languageでござるので不自然では無いように思われるでござるが・・・

あとすごくマイナーな例で申し訳無いでござるが、
コンピュータ用語のPHP(PHP Hypertext Preprocessor)なんてのもあるでござる
正式名称の中に略語が含まれてる
と言う表音文字ならではの遊び心で、こういった名前の付け方を知らないと

「PHPって何の略?」
「PHP Hypertext Preprocessorさ」
「え? だからPHPって何の略さ?」

なんて間抜けな会話をするハメになるでござる。

マニアック過ぎるサイト「The Middle English Compendium」

このブログは拙者のWEBサイト「ちょんまげ英語塾」の出張所なのだとは何回か申し上げているでござるが、拙者は自身のためとこのサイトで紹介する英語学習法や英語学習に有用なサイトを日々探し求めているのでござる。

しかしたまに見つけてしまうマニア過ぎるサイト
英語学習に役立つどころか逆に混乱しちゃうよ!って言うサイトを紹介したいと思うでござる。

本音を言えば本サイトのネタに出来ないからこっちでネタにしようと言う訳でござる。

The Middle English Compendium

まぁ大抵の英語学習者には一生関係ないであろう中英語つまり1066年のノルマンコンクエストからルネサンスあたりまでの中世の英語に関する情報をまとめた非常にアカデミックなサイトでござる。

中英語の単語辞書とか中英語で書かれた書物の情報とか何が何やらさっぱりわからない、古文が苦手な日本人がいるようにネイティブの方はこのサイト見てどう思のでござろうか?

単語を覚えるのに語源などを使った学習法があるでござるが、ここまで来ると悪影響さえありそうでござるな。
それとも英語上級者ともなればこういうのも抑えておくのでござろうか?

「ファビコン」って何!?

新年になってから英語に関する話をしてないでござるが今回も敢えて関係のない話を。

ファビコン」って何!?と言う話でござるが
昔懐かしいゲーム機でもお父さんが大好きな女の子の事でもござらん、
favicon」と言ってインターネットエクスプローラ(以下IE)などのお気に入りにサイトを保存した時にサイトによってはサイト名の横に独自のアイコンが表示されるでござるな、例えばgoogleだったらGマークのアイコンが表示されるはずでござる。
favorite icon略して「favicon」と言うわけでござる。
そこでこのちょんまげ英語日誌をあなたのお気に入りに追加してみると!!

「ちょんまげ英語日誌」の左に「まげ」の文字が!!!

・・・だからなんだと言われても、困るでござる。

いや、実は「お気に入り」に入れなくてもアドレスバーに「まげ」と表示されてたりされてなかったりするのでござるよ。

さらにIEとかではブラウザのキャッシュを削除するとfaviconまで削除してくれるので表示されなくなってしまう始末。

お使いのブラウザの種類によってfaviconの扱いが違うみたいなのでなんとも言えないのでござる。

拙者のささやかな自己満足と言うやつでござるな、ちなみに拙者のブラウザはFirefoxなのでござるが、このブラウザで拙者のブログやサイトをタブで開きまくると「まげ、まげ、まげ、まげ、まげ」とタブごとに「まげ」の文字が表示されて鬱陶しいことこの上ないでござる。

閑話休題、次からは英語に関する記事に戻るでござるよ

「喪」の文化

新年あけましておめでとうございまする。
今年もちょくちょくこのブログを見に来てくだされば有難き幸せ。

タイトルを見て「あれ?へいはちろう服喪なんじゃないの?」と思った方は申し訳ありませぬ、拙者の身内は皆ピンピンしております、元気元気でござる。

さて新年一発目のちょんまげ英語日誌のテーマは縁起でも無く「」についてでござる、正月のこの時期年賀状を出すにあたって自らがまたは相手先が服喪だったかな?と考えた方が多いでござるけど、そもそも「喪」って何?と正確に理解している方はほとんど居ないのではござらんか?

本当はちょんまげ翻訳のカテゴリで海外の方が日本の「喪」について解説した文章を和訳したかったのでござるが残念ながら見つからなかったので翻訳はパスでござる。

ちなみに英語で「喪」は Mourning でござるよ、死者に敬意を表し悼む気持ちは形の差こそあれ世界共通でござるな。

日本における「喪」の文化は大別して2つの意味があるのでござる

・儒教の影響による「喪」

・日本独自の文化であるハレ・ケによる「喪」

儒教の影響による「喪」は単純に言えば死者に対する敬意や礼儀として身を潔斎し酒色などを慎むことでござる。

中国などでは「哭喪(こくも 泣く喪の意)」と言って何日にも渡って使者の霊前にて泣き続ける(泣くフリ、長ければ長いほど良い)や婦人が夫を無くした場合には半年~数年に渡って外出が出来ないなど現代の我々では「おおげさなんじゃない?」と思ってしまう様な時代もあったでござる。

ハレ・ケによる「喪」とはこれも単純に言えば「死という穢れ」を祓うためまた他に広めるのを避けるため外出や慶事を慎むことでござる、友引には葬式しないとかってのもこれの一種でござるな。

死者ではなく「死」そのものを伝染病であるかのように扱っているのでござるが、拙者の私見で言えばまさに伝染病による死を避けるための太古よりの知恵なんでは無いかと思うでござる。

「喪」と言うのは死者を悼む行為でござるが、生者にとっても死者を悼む不特定の時期を「喪」と呼ぶことによって新しい生活へ切り替えをつけやすくなると言う側面もあるでござるな。

但し、現在の葬式でもいざ親戚が集まれば酒を飲み寿司をつついて故人の思い出話に華が咲いたりするように、実際に厳密に「喪」を行う事例はあまりなかったのでは無いかと思うでござる。

新年早々からあまり縁起の良く無い話をしてしまったでござるな、今年も拙者の「あまのじゃく」は治らないでござるか・・・