十七条憲法

十七条憲法を翻訳 17に曰く

カテゴリー ちょんまげ翻訳 和英, 十七条憲法 5月 5日, 2007 – コメントなし

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とうとう最後の条文でござる。「重要な事柄は話し合いで決めなさい」と説いているでござる。太子の話し合いへのこだわりは相当なものでござるな。

原文

十七曰、夫事不可濁斷。必與衆宜論。少事是輕。不可必衆。唯逮論大事、若疑有失。故與衆相辮、辭則得理。

読み下し文

十七に曰く、それ事は独り断(さだ)むべからず。かならず衆とともに論(あげつら)うべし。少事はこれを軽し。かならずしも衆とすべからず。ただ大事を論うに逮(およ)びては、もし失(あやまち)あらんことを疑う。ゆえに衆と相弁(あいわきま)うるときは、辞(こと)すなわち理を得ん。

英訳文

When you make an important decision, discuss with other people. You may decide small matters alone. However, important matters should be discussed by many people not to make mistakes. If you discussed with others, you will obtain a reasonable conclusion.

英訳 Translated by へいはちろう

長かった・・・何度翻訳を止めてしまおうと思ったことか。しかし一まとまりの文章を翻訳すると中々感慨深いものでござる。

十七条憲法を翻訳 16に曰く

カテゴリー ちょんまげ翻訳 和英, 十七条憲法 5月 4日, 2007 – コメントなし

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第16条でござる。「民衆を使役する時は農繁期を避けて冬にしなさい」と説いているでござるな。これも時代背景がうかがえる条文でござるが、残念なことに天智天皇による防人など聖徳太子の遺志を受け継いだ天皇からでさえ守られなかった条文でござる。

原文

十六曰、使民以時、古之良典。故冬月有間、以可使民。從春至秋、農桑之節。不可使民。其不農何食。不桑何服。

読み下し文

十六に曰く、民を使うに時をもってするは、古の良き典(のり)なり。ゆえに、冬の月に間あらば、もって民を使うべし。春より秋に至るまでは、農桑(のうそう)の節なり。民を使うべからず。それ農(たつく)らずば、何をか食らわん。桑(くわと)らずば何をか着ん。

英訳文

When you employ the people for public duties, you must consider seasons. This is an excellent rule from ancient times.. Therefore, you should employ them in winter, when they are at leisure. But from Spring to Autumn, they are engaged in agriculture and sericulture. Therefore, the people should not be employed. If they do not produce agricultural products, what can we eat? If they do not produce raw silk, what can we wear?

英訳 Translated by へいはちろう

十七条憲法を翻訳 15に曰く

カテゴリー ちょんまげ翻訳 和英, 十七条憲法 5月 3日, 2007 – コメントなし

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第15条でござる。「私利私欲を捨てて公務に臨みなさい」と説いているでござる。

原文

十五曰、背私向公、是臣之道矣。凡人有私必有恨。有憾必非同、非同則以私妨公。憾起則違制害法。故初章云、上下和諧、其亦是情歟。

読み下し文

十五に曰わく、私に背(そむ)きて公(おおやけ)に向うは、これ臣の道なり。およそ人、私あれば必ず恨(うらみ)あり、憾(うらみ)あれば必ず同(ととのお)らず。同らざれば則ち私をもって公を妨(さまた)ぐ。憾(うらみ)起こるときは則ち制に違(たが)い法を害(そこな)う。故に、初めの章に云(い)わく、上下和諧(わかい)せよ。それまたこの情(こころ)なるか。

英訳文

The vassal’s way is to concentrate on official duties without one’s own desire. If you do your duties with your desire, there will be a grudge. If there is a grudge, there will be discord. If there is discord, it will disturb official duties. When you have a grudge each other; that is, ruin an official system and laws.. Therefore; as I said Article 1, “All vassals and officers must cooperate together”.

英訳 Translated by へいはちろう

十七条憲法を翻訳 14に曰く

カテゴリー ちょんまげ翻訳 和英, 十七条憲法 5月 2日, 2007 – コメントなし

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第14条でござる。「嫉妬してはいけない」と説いているでござるな、これもなかなかに凡人のよくせぬところでござる。聖徳太子も随分と高いハードルを設けるものでござるな。

原文

十四曰、群臣百寮、無有嫉妬。我既嫉人、々亦嫉我。嫉妬之患、不知其極。所以、智勝於己則不悦。才優於己則嫉妬。是以、五百之乃今遇賢。千載以難待一聖。其不得賢聖。何以治國。

読み下し文

十四に曰く、群臣百寮(ぐんしんひゃくりょう)、嫉妬あることなかれ。われすでに人を嫉(うらや)むときは、人またわれを嫉む。嫉妬の患(うれ)え、その極(きわまり)を知らず。このゆえに、智おのれに勝るときは悦(よろこ)ばず。才おのれに優るときは嫉妬(ねた)む。ここをもって五百歳(いもとせ)にしていまし今賢に遇(あ)うとも、千載(せんざい)にしてひとりの聖を持つことに難(かた)し。それ賢聖を得ずば、何をもってか国を治めん。

英訳文

All vassals and public officers must not be envious. If you envy others, they also will envy you. The evils of envy have no limit. If others excel us in intelligence, you are not pleased. If others excel us in ability, you envy them. Therefore, It is very difficult to obtain one sage in 1000 years, even if we can meet wise people in 500 years. Without wise people and sages, how shall we govern the country?

英訳 Translated by へいはちろう

今回の「聖賢は得がたい云々」というくだりはかなりの難物でござったな・・・随分と試行錯誤してなんとか納得出来たのでござるが、ひさびさに時間をかけてしまったでござる。

十七条憲法を翻訳 13に曰く

カテゴリー ちょんまげ翻訳 和英, 十七条憲法 5月 1日, 2007 – コメントなし

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13条でござる、今回はなんだがややこしくて苦労したでござるが「自分の役目を把握して休んだりしても公務を滞らせるな」と説いてるでござる。

原文

十三曰、諸任官者、同知職掌。或病或使、有闕於事。然得知之日、和如曾識。其以非與聞。勿防公務。

読み下し文

十三に曰く、もろもろの官に任ぜる者、同じく職掌(しょくしょう・しきしやう)を知れ。あるいは病し、あるいは使(つかい)して、事を闕(おこた)ることあらん。しかれども知ることを得る日には、和(あまな)うこと曽(かつ)てより識(し)かれるがごとくせよ。それを与(あずか)り聞かずということをもって、公務を妨(さまた)ぐことなかれ。

英訳文

All officers entrusted with government affairs should attend equally to duties. Your work may sometimes be interrupted due to illness or missions. But when you come to the office, understand what should do as if you had known it from before. And do not obstruct public affairs for the reason that you are not personally familiar with them.

英訳 Translated by へいはちろう