孔子の論語 衛霊公第十五の三十一 学ぶに如かざるなり

孔子の論語の翻訳420回目、衛霊公第十五の三十一でござる。

漢文
子曰、吾嘗終日不食、終夜不寝、以思、無益、不如學也。

書き下し文
子曰わく、吾(われ)嘗(かつ)て終日(しゅうじつ)食(く)らわず、終夜(しゅうや)寝(い)ねず、以(もっ)て思う。益(えき)なし。学ぶに如(し)かざるなり。

英訳文
Confucius said, “I meditated without eating or sleeping all day long before. It was fruitless. Learning is better.”

現代語訳
孔子がおっしゃいました、
「私は以前、一日中食事を取らず眠りもせずに考えた事があるが、無意味だった。学ぶことの方が良いな。」

Translated by へいはちろう

為政第二の十五に「学んで思わざれば則ち罔し、思うて学ばざれば則ち殆うし」とある通り、学ぶだけでも駄目でござろう。

衛霊公第十五の英訳をまとめて読みたい御仁は本サイトの論語 衛霊公第十五を英訳を見て下され。