孔子の論語 尭曰第二十の二 重んずる所は、民、食、喪、祭

孔子の論語の翻訳509回目、尭曰第二十の二でござる。

漢文
謹權量、審法度、修廢官、四方之政行焉、興滅國、繼絶世、擧逸民、天下之民歸心焉、所重民食喪祭。

書き下し文
権量(けんりょう)を謹み、法度(しゃくど)を審(つまびら)かにし、廃官(はいかん)を修むれば、四方の政(まつりごと)行なわれん。滅国を興し、絶世を継ぎ、逸民を挙ぐれば、天下の民、心を帰せん。重んずる所は、民、食、喪、祭。

英訳文
If you put system of measurement in order, make laws clear and restore abolished official posts, you can govern the world. If you revive ruined countries, make descendants succeed those and employ people in the wilderness, the people follow you heartily. You must value people, foods, mourning and rites.

現代語訳
度量衡などの単位を整え、法令を明らかにし、廃れた官位を復活させれば、天下の政治は上手く行くだろう。滅んだ国を復興させ、廃れた家を継がせ、野に居る賢人を用いれば、天下の人々は心から帰服するだろう。民衆と食物、喪礼と儀式を重んじなければならない。

Translated by へいはちろう

尭曰第二十の一から三までを併せて一つの文とする解釈もあるでござる。

尭曰第二十の英訳をまとめて読みたい御仁は本サイトの論語 尭曰第二十を英訳を見て下され。