孔子の論語 衛霊公第十五の三十六 仁に当たりては、師にも譲らず

孔子の論語の翻訳425回目、衛霊公第十五の三十六でござる。

漢文
子曰、當仁不譲於師。

書き下し文
子曰わく、仁に当たりては、師にも譲(ゆず)らず。

英訳文
Confucius said, “You don’t have to hesitate for your teacher, when you perform benevolence.”

現代語訳
孔子がおっしゃいました、
「仁を実践する時は、師匠に対しても遠慮する必要はない。」

Translated by へいはちろう

弟子達に対しておっしゃった事でござろう。孔子は学問を実践することを大切にしていたので、「いちいち仁に適うかどうか私に尋ねるな、実践して自分で学ぶのだ」という意味もあったのでござろうな。

衛霊公第十五の英訳をまとめて読みたい御仁は本サイトの論語 衛霊公第十五を英訳を見て下され。