孔子の論語 憲問第十四の三 士にして居を懐うは、以て士と為すに足らず

孔子の論語の翻訳346回目、憲問第十四の三でござる。

漢文
子曰、士而懐居、不足以爲士矣。

書き下し文
子曰わく、士にして居を懐(おも)うは、以て士と為すに足らず。

英訳文
Confucius said, “If an officer want to live in comfort, he cannot be called a good officer.”

現代語訳
孔子がおっしゃいました、
「快適に暮らす事を望むような輩は、士人とは言えない。」

Translated by へいはちろう

しかし「一緒に暮らす両親に不自由のない暮らしをさせる為に仕方なく」、という言い訳が許されてしまうのが儒学の不思議のひとつでござる。

憲問第十四の英訳をまとめて読みたい御仁は本サイトの論語 憲問第十四を英訳を見て下され。