孔子の論語 雍也第六の一 雍や南面せしむべし

孔子の論語の翻訳121回目、雍也第六の一でござる。

漢文
子曰、雍也可使南面。

書き下し文
子曰わく、雍(よう)や南面せしむべし。

英訳文
Confucius said, “Ran Yong is capable of governing a country.”

現代語訳
孔子がおっしゃいました、
「雍(よう)は南面させてもよい(一国を統治するに足る器量がある)。」

Translated by へいはちろう

(よう:冉雍(ぜんよう)の事、姓は冉、名は雍、字は仲弓。孔門十哲の一人。身分の低い出自で口下手であったが孔子にその人柄を愛された。)

南面(なんめん)とは王侯が部屋の北側に南を向いて座る事から「君主に相応しい器量の持ち主」と言う意味でござる。

雍也第六の英訳をまとめて読みたい御仁は本サイトの論語 雍也第六を英訳を見て下され。