孔子の論語 郷党第十の二十二 車に升りては、必ず正しく立ちて綏を執る

孔子の論語の翻訳262回目、郷党第十の二十二でござる。

漢文
升車、必正立執綏、車中不内顧、不疾言、不親指。

書き下し文
車に升(のぼ)りては、必ず正しく立ちて綏(すい)を執(と)る。車の中にして内顧(ないこ)せず。疾言(しつげん)せず、親指せず。

英訳文
Confucius always stood upright and held a strap when he rode on a carriage. He never looked back, never spoke loudly and never pointed his finger to anyone.

現代語訳
馬車に乗る時孔子は、まっすぐに立って体をささえる綱に捕まりました。馬車の上では後ろを振り返ったり、大声で話したり、人を指差したりはされませんでした。

Translated by へいはちろう

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