ダンゴムシは woodlouse

どうも、最近このブログをもう少し頻繁に更新しようかと思っていたり、いなかったりするへいはちろうでござる。

この間、最近児童文学の原書を読んでいると言っていたのでござるが、現在拙者が読んでいるのはジブリのアニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」でも有名になった、メアリー・ノートンによる児童文学作品、”The Borrowers / 邦題:床下の小人たち” でござる。

拙者がジブリのアニメを見た時に強く記憶に残っていたのが、小人であるアリエッティの体のサイズと比べると非常に大きく見える虫たちでござった。ジブリ作品を見ていると時に幼い頃のノスタルジィを刺激される事があるのでござるが、特にダンゴムシが丸くなるシーンなどには、妙に懐かしい気分にさせられたのでござる。

そんな事を思い起こしながら原作を読んでいると、とうとうでてきた、wood-louse の文字。

On a piece of bark she found a wood-louse and she struck it lightly with her swaying flower. It curled immediately and became a ball, bumping softly away downhill in amongst the grass roots.

Mary Norton / The Borrowers 第8章より

拙者は wood-louse という単語を知らなかったのでござるが、読んだ瞬間にダンゴムシだとピンと来た拙者は早速オンライン辞書やネットで調べる。すると wood-louse というのはワラジムシ亜目に属する虫たちの総称で、ダンゴムシのように丸くなる事のできる種類は “pill bug” とか “roly-poly” とも呼ばれるそうでござる。他にも地域によって、様々な呼び方をされているらしく(確認できただけで10種類以上)、とてもじゃないが覚えきれないので、ダンゴムシやワラジムシは wood-louse だと覚える事にしたでござる。なお wood-louse の複数形は wood-lice でござる。louse (lice) というのがシラミなどの寄生虫の総称でござるな。

という事で、本サイトの昆虫の英語名のページに新たな虫の名前が追加されたでござる。本サイトの単語編の各ページには、拙者がこうして新たに覚えた単語や名前が時々追加されていくので、一度見たことのあるページでもたまに見返してみると新たな単語が追加されてるかも知れないでござるよ。

Now what? さて、どうしよう?

ずいぶんとお久しぶりの、いつか使ってみたい英語表現シリーズ。

Now what?
さて、どうしよう?

拙者はこういうシンプルな表現が最近お好みでござる。単純に直訳すると「今は何?」という感じでござろうか。使い方としては複数人でひとつの仕事なり計画なりを進めていて、それが一段落したりトラブルが起きて一瞬みんなの手が止まる。するとメンバーの一人が言う、 “Now what?”

おそらくでござるが、 “Now what are we going to do?” を省略したものだと拙者は考えているでござる。ちなみに口語的な表現なので、ニュアンスとしては他に「これからどうすんだよ」とか、言い方によってちょっと乱暴な感じもだせるでござる。

他の使い方としては、誰かに何度も頼みごとをされたり問題を起こされたりして、うんざりしている所にさらにまた何かを言われて一言、

Now what?
今度は何だよ?

少々いらついた感じで what にアクセントを置いて言うとなお良しでござる。こちらの方は使ってみたいというより、こういう表現を使うような状況にはなりたくないものでござるな。自分が言うのではなく、逆に言われるのだとしたらかなりショック。

う~む、久しぶりの記事だというのに早くも書く事が無くなってしまったでござるな…

Now what?
(さて、どうしよう?)

最近、児童文学があらためて面白い

論語や老子の翻訳なんかしているので、もしかしたら拙者はいつもそんな小難しい本ばかり読んでいると思われているかも知れないでござるが、実際には拙者の読書の趣味は結構ミーハーでござる。

最初に読んだ洋書がスターウォーズでござったし、その後もハリーポッターシリーズとかハウルの動く城の原作とか、基本的には世間で話題となった娯楽作品を読むことが多いでござるな。あとはたまに趣味として日本や中国の古典や日本語の歴史書や哲学書を読むくらいでござる。

そんな中、最近はこれといって話題になるような作品に出会えず、読書欲が刺激されない毎日を送っていたのでござるが、たまたま立ち寄った図書館の洋書コーナーでマーク・トウェインのハックリベリーフィンの冒険(Adventures of Huckleberry Finn)を見つけて、「過去の名作を読むのもいいかも知れない」と思い至って読んでみたのでござる。

児童文学だから簡単だろうと侮って読んでみると、これがかなり難しい。なんとこの作品、1800年代前半のミシシッピ地方の方言で登場人物の台詞が書かれている。文法も単語も発音も現代アメリカ英語とほんの僅かだが違う。さらに主役のハック、黒人奴隷のジム、その他の大人の白人たちがそれぞれ少しづつ違う英語で話す。その上1800年代前半と言えば日本はまだ江戸時代というくらい昔の話なので、何の事を言っているのか辞書を引きながらでも解らない言葉がたまにある。はっきり言えばただ読むだけで苦痛で、ストーリーを楽しむどころでは全く無かったのでござる。

そんな感じで久方ぶりに自分の英語力に関する挫折感を味わった拙者でござったが、それはそれとして遠い昔の幼い頃に日本語で読んだ事があるであろう児童文学をあらためて原書である英語で読み返してみようと、暇をみつけては読書を続ける毎日を送るようになったのでござる。ちなみに今現在読んでいるのは、ジーン・ウェブスターのあしながおじさん(Daddy-Long-Legs)でござる。この作品は特に難しいという事もないのでござるが、日本語でも読んだこともなく名前だけ知っている作品なので新鮮な気持ちで読めるでござる。あとはヘミングウェイの老人と海(The Old Man and the Sea)とか、児童文学ではないが有名だから名前だけは知っているという本も何冊か読んでいるでござる。

またこれら過去の名作は、著作権の保護期間が過ぎてパブリックドメインになっている事が多いので、プロジェクト・グーテンベルク(Project Gutenberg)などの電子図書館で無料で読める点も良いでござるな。このサイトについては本サイトの著作権の切れた名作を無料で読もうというページでも紹介しているでござるので、利用方法などについてはこちらも読んでくだされ。拙者自身は近所の図書館の洋書コーナーが充実しているので基本的にはそちらを利用しているのでござるが、近くに図書館が無いという御仁はこちらのサイトを利用するのも良いのではないでござろうか。

ちょんまげ英語塾の単語編に新たに6ページを追加

新年あけましておめでとうございまする。今年も皆様が健康でより一層英語学習がはかどりますよう、深く祈念する次第でござる。

さて前回の投稿で言っていた通り、この年末年始にかけて本サイトであるちょんまげ英語塾単語編に新たなページを追加したので軽い解説と共に紹介させていただくでござる。

スポーツ・遊びの英語

タイトルの通りスポーツの種目や関連用語、子供がする遊びやゲームに関する英語をまとめてあるでござる。そういえば日本の学校教育ではサッカーとか野球とか主要なスポーツの英単語はかなり初期に教えられるのに、子供の遊びに関する英語はほとんど教えられないでござるな。もし小学校や幼稚園とかで英語を教えるならば、身近な遊びに関する英語は結構大事なのではないかと考える次第でござる。

コンピューター・ITの英語

お次はパソコンやインターネットに関する英語をまとめたページでござる。拙者自身WEBサイトを運営しているということもあって、この分野にはそれなりに興味があるのでござるが、まとめた結果が本当にマニアックな感じになってしまったでござる。英語学習者でTCP/IPの用語を知っている人間がどれくらいいるというのか。作ったはいいけどあまり需要がなさそうな感じで残念でござる。

図形・幾何学の英語

こちらは三角形とかグラフとかそういう図形や図表に関する英語をまとめてあるでござる。こちらも最初のうちは基礎的な図形に関する英語をあつめていたのに、次第にマニアックな幾何学の図形の名前まで掲載するようになってしまったでござる。拙者自身よく意味も解らずに掲載されている図形とかもあって、学生の頃に数学をきちんと勉強しておくべきだったと反省した次第でござる。

絵画・芸術・色の英語

タイトルどおりのページでござる。拙者自身は絵を描いたりするには非常に苦手なのでござるが、美術館に絵を見に行くのは大好きでござる。絵を見るのは好きでも芸術に関する知識はほとんど無いので、残念ながらページ内容が乏しくなってしまったでござる。「印象派」とかそういう言葉を追加した方が良いのかなあ…

文学・音楽・エンターテインメントの英語

こちらは芸術は芸術でも、文学や演劇や音楽に関する英語をまとめてあるでござる。なかには文法用語の英語などもあって、本当は数ページに分けてまとめようかとも思ったのでござるが、文学と演劇は切り離せないし、音楽と詩は切り離せない、ということになって1ページにまとめたでござる。結果として割とボリュームのあるページになったでござるが、内容としてはそれほどでもないでござるな。

世界史の英語

そして最後は世界史の主要なできごとを年表にまとめたページでござる。また歴史に深く関わる用語も軽くまとめてあるでござる。このページはかなり前から日本史の英語というページと共に作成していたのでござるが、日本史のページにかなり遅れてようやく完成したページでござる。それでもなお内容にはまだ満足しておらず、今後もじわじわと内容を追加していく予定でござるよ。また歴史のページ両方に共通した英語表現に関して説明すると、過去のできごとでも全て現在形、いわゆる「歴史的現在」という表現手法を用いているでござる。あと受動態の場合はbe動詞を省略しているでござるな。

以上がこの年末年始に本サイトの単語編に新たに追加した6ページでござる。これによって我がサイトの単語編のページも、ようやく幅広い分野にわたって英語を掲載することができるようになったと自負する次第でござる。今後は少し忙しくなるのでWEBサイト作成にさける時間がどれほどあるか解らないのでござるが、英語表現編のページをもう少し増やしていければなと思っている次第でござる。

いずれにせよ、本年もちょんまげ英語塾とその関連サイトを皆様の英語学習に役立てていただければ幸いでござる。

ちょんまげ英語塾をじわじわと更新中

3年以上も毎日欠かさず更新してきた今日の英単語の更新を休止してから3ヶ月。そのおかげで少し時間的な余裕ができたので、現在は本サイトであるちょんまげ英語塾の内容をじわじわと充実させているでござる。といっても新しいページを追加したわけではなく、既存のページの内容を少しづつ増やしたという事でござるが。

主に単語編の各ページに新たな単語や英語を追加しているので、これまでに見たことのあるページでも再度目を通していただければ幸いでござる。

また既存ページの内容追加だけにとどまらず、年末年始にかけてやはり単語編に新たなページを何個か追加する予定でいるので、年明けからの英語学習の際には、ちょんまげ英語塾の新ページをチェックしていただけるとこれまた幸いに思う次第でござる。

それが終わったらしばらくはサイト運営にさける時間があまり無いような状態になると思うのでござるが、日々のよしなしごとを思いつくままにこのブログに書こうかと思っていたり、いなかったり。そういえば年内に開始予定だった新しい書物の翻訳も当分は不可能となってしまったでござる。

とにかく、少し早いでござるが来年も今年同様、ちょんまげ英語塾とちょんまげ英語日誌をどうぞよろしくお願いいたしまする。