June Bride・・・ 季節はずれなあまのじゃく

  さて、12月だと言うのに半年もずれたジューンブライドの話をしちゃう拙者はなんてあまのじゃくなんでござろうか・・・でもふと気になっちゃったんだからしょうがないでござる。たぶんストレスが溜まっているんでござるよ。ニンニン♪  ←間違い

一般に6月に結婚すると幸せな花嫁になれると言うジューンブライドの由来はローマ神主神ユピテル(ジュピター Jupiter)の妻で家庭の神を司るユノ(ジュノー Juno)でござる

Juno転じてJune(6月)という事でござるな。家庭の神であるユノの月が6月だから6月に結婚するとご利益があるって訳でござる。

ただちょっと待って欲しいでござる、
「家庭の神」が6月の守護神だから幸せになれる?

その神様自身の結婚があんまり幸せで無いのに?

よく言われるようにローマ神はギリシャ神と同一視されてるでござる
ユピテルはギリシャの主神ゼウス。ユノはその妻ヘラ
ヘラはゼウスの実姉にしてゼウスの正妻で結婚と母性と貞節を司る神様でござるのでその肩書きだけはジューンブライドの由来にふさわしいのでござるが。

この夫のゼウスってのがとんでもない女好きで女と見れば神であろうが人間であろうが手当たり次第に手を出す、紳士的に口説いたりもすれば神の力を使って半ば強引に思いを遂げたりするので妻のヘラとしてはたまらない。アポロンとか結構有名どころの神様はゼウスの浮気相手が生んだ神様であることが多いでござる。

ろくでなしの夫を持った不幸かヘラは嫉妬心を司る神様でもあるのでござる

この事を端的に表すエピソードがかの有名なヘラクレスの12の功業ヘラクレスはそもそもゼウスが他人の奥さんに強引に手を出して生まれた半神半人の英雄でござる。

ヘラとしては夫の浮気で生まれた子供が可愛いはずが無くヘラクレスにヒドラやケルベロスと戦うと言った12の難問をクリアしないと死ぬと言うかなり無茶な呪いをかけたのでござる。

ヘラクレスはこれを見事に成し遂げギリシャ神話の中でも最も有名な英雄の1人として数えられるようになるのでござるが。

ギリシャ神ってなんだかなぁ・・・いや遠い昔の神さまを現代の人間の感覚で量るのがそもそも間違いなんでござるけど・・・

それでもゼウスとヘラの結婚は聖なる結婚として扱われていたらしいのでジューンブライドの由来としては十分なのでござるけど、拙者はなんか腑に落ちないでござるな正直。

Sorry, I won’t translate this entry becuase of length of it.
It is saying ” I like myth and I dont like supersutition ” in short.