今日はいつもと趣向を変えて、簡単に英語で表現できない日本語を扱ってみようと思うでござる。
日本晴れ
辞書で調べてみると以下のように書いてあるでござる。
(1)少しの雲もなく晴れ上がっていること。 「―の上天気」
(2)疑いや不安などがなく、気持ちがすっきりしていること。 「心はすっきり―」
そして英語辞書で調べてみると天気の表現は以下のように訳されているでござる。
ideal [glorious] weather
しかし文章の中で「日本晴れ」を英訳するのに ideal weather で本当に良いのでござろうか?日本晴れという言葉が持つ爽快感というか、「天気がとても良いのでなんだか心も晴れ晴れとしてくる」という一種のワクワク感が伝わらないとダメな様な気がするのでござる。 glorious weather だと今度は少し大げさな感じがしてしまうでござるな。間違いではないけど glory と日本晴れの持つイメージがしっくりこない気がするのでござる。
そもそも「日本晴れ」という言葉が持つイメージって結構人それぞれ違う様な気がするのは拙者だけでござろうか?語源を調べると諸説あるようでござるが、基本はとても素晴らしいものに対して最上の褒め言葉として「日本―」という呼び方をしたのが始まりだそうでござる。
ちなみに「ちょんまげ英語塾」のまげたんでは以下の様な文章を掲載しているでござる。
It’s a glorious day in Edo city as usual.
今日もお江戸は日本晴れだ。
他に訳しようが無かったからでござるが、なんとも複雑な気持ちでござる。あんまり完璧を求めてもダメなのでござるが。