孔子の論語 郷党第十の十三 厩焚けたり

孔子の論語の翻訳253回目、郷党第十の十三でござる。

漢文
厩焚、子退朝曰、傷人乎、不問馬。

書き下し文
厩(うまや)焚(や)けたり、子、朝(ちょう)より退(しりぞ)きて曰わく、人を傷(そこな)えりや。馬を問わず。

英訳文
A stable was burned in a fire. Confucius came from the Court and asked, “Is everybody all right?” He did not ask about horses.

現代語訳
馬小屋が火事でやけた。すると孔子が宮廷からやってきてお尋ねになりました、
「怪我人はいないか?」
馬の事には触れませんでした。

Translated by へいはちろう

孔子の素直な優しさがにじみでてる文でござるな。

郷党第十の英訳をまとめて読みたい御仁は本サイトの論語 郷党第十を英訳を見て下され。