孔子の論語 郷党第十の十六 東首して朝服を加え、紳を拖く

孔子の論語の翻訳256回目、郷党第十の十六でござる。

漢文
疾、君視之、東首加朝服、拖紳。

書き下し文
疾(しつ)あるに、君これを視れば、東首(とうしゅ)して朝服(ちょうふく)を加え、紳(しん)を拖(ひ)く。

英訳文
When Confucius was ill and his lord visited him, he lay with his head facing east and covered him with court dress and a girdle.

現代語訳
病の孔子を主君がお見舞いに訪れた時には、孔子は東枕に寝て朝服と帯を体にかけて主君を迎えた。

Translated by へいはちろう

病気なので起き上がって正装して迎える事はできないが、せめてもの敬意を主君に対して表したという事でござるな。

郷党第十の英訳をまとめて読みたい御仁は本サイトの論語 郷党第十を英訳を見て下され。