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さよならだけが人生だ

いつもは英文を和訳する事の多いちょんまげ翻訳でござるが
たまには英訳しなくちゃ表現力が落ちるでしょ?
と言うことで英訳をするでござる。

題材は井伏鱒二の名訳
「さよなら」だけが人生だ、で有名な
于武陵の「勸酒」でござる。まずは原文から

※注 右上から縦読み









滿







そして井伏鱒二の和訳

コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ

そして拙者の英訳(原文から)

I want you to dry up this cup silently.
The cup filled with sake is farewell to you.
Like the storm which comes when flowers bloom,
The good friend goes away.

英訳の元となった拙者なりの原文の和訳

何も言わずこの杯を飲み干して欲しい
酒で満たされたこの杯は僕からの手向けだ
ようやく花が咲いたと思えば嵐が来るように
良き友だけが去っていく

英文・和文 Translated by へいはちろう

この 于武陵の「勸酒」でござるが、
中国は唐の時代、唐の官僚であった于武陵が
非常に危険な辺境の警備に赴く友人に詠んだ詩でござる、

于武陵はこの後俗世を倦んで隠遁生活を送ったそうでござる。

平家物語のアレ

ほい、今回は英文を和訳ではなく日本文を英文に訳してみようと思うでござる。

とは言っても実は本サイトの「まげたん」のページで前に訳したものなのでござるけど・・・年末だからちょっと楽したいなぁ・・・なんて。

んじゃ本文を

「祇園精舎」の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を表す
奢れる者も久しからず、ただ春の夜の夢の如し
猛き者も遂には滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ

The bell of Jetavana tolls,
And says everything changes.
The color of sal blossoms shows the truth,
That the prosperous inevitably decline.
Even the proud cannot last,
Like a dream on a spring night.
The rowdy perished at the end,
Same as the dust flown by the wind.

英訳 Translated by へいはちろう

いやぁ何度読んでも名文でござるよな(原文は)、
一応訳すときに出来るだけ日本文と同じ調子で読めるように気を配ったつもりでござるが「祇園精舎」とか「沙羅双樹」の英訳には困ったでござるな、時代とか場所によって呼ばれ方が色々あったり通名なのか学名なのかとか・・・結構前に訳したのでどれを選んだか忘れてしまったでござるけどな

ただ本文の持つ「無常観」は我ながら全く表現できていないでござるよな、未熟なりへいはちろう。上級者によるご批判募集中でござる。