孔子の論語 述而第七の十二 子の慎しむ所は、斉、戦、疾なり

孔子の論語の翻訳162回目、述而第七の十二でござる。

漢文
子之所愼、齊戰疾。

書き下し文
子の慎しむ所は、斉(せい)、戦(せん)、疾(しつ)なり。

英訳文
Confucius coped with three things prudently. Purification for the rites, war and illness.

現代語訳
孔子は祭祀のための斎戒、戦争、病気の3つに対しては慎重に対処されました。

Translated by へいはちろう

斎戒(さいかい)とは斎戒沐浴(さいかいもくよく)などとよく言われるように、神事や祭祀を執り行う前の一定期間に肉食や酒色などを避けて身を清める行為の事でござる。沐浴の方は仏教やヒンズー教など比較的温暖な地域を中心に広まった行為でござるが、斎戒の方は日本の神道や儒教などアジア全体で行われる行為でござるな。

しかし確かに孔子ならばこれらに慎重だったであろうと思えても、どの様に慎重であったか解らないといまいち納得が出来ない文でござるな。

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