孔子の論語 郷党第十の二十 寝ぬるに尸せず、居るに容づくらず

孔子の論語の翻訳260回目、郷党第十の二十でござる。

漢文
寢不尸、居不容。

書き下し文
寝(い)ぬるに尸(し)せず。居るに容(かたち)づくらず。

英訳文
Confucius did not sleep ungracefully like a corpse and was in a relaxed mood at home.

現代語訳
孔子が寝る時には死体ほどに無様な寝姿を見せる事は無かったが、自宅に居るときには過剰に威儀を正さずくつろいだ雰囲気で過ごされた。

Translated by へいはちろう

中庸の徳があらわれているでござるな。無様な寝相をさらさない程の緊張は保ってはいたが、自宅に居る時には宮殿に居るような過剰な緊張は持たずにリラックスしていた、という事でござる。

極端に緊張したり、だらけすぎたりせずにメリハリを利かせて生活していたのでござるな。

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