孔子の論語 公冶長第五の十四 未だこれを行うこと能わざれば、唯だ聞く有らんことを恐る

孔子の論語の翻訳106回目、公冶長第五の十四でござる。

漢文
子路有聞、未之能行、唯恐有聞。

書き下し文
子路(しろ)、聞くこと有りて、未(いま)だこれを行うこと能(あた)わざれば、唯(た)だ聞く有らんことを恐る。

英訳文
Zi Lu was afraid of hearing a new lesson before practicing a previous lesson completely.

現代語訳
子路(しろ)は前に聞いた教えを実践できるようになるまでは、新しい教えを聞く事を恐れた。

Translated by へいはちろう

子路(しろ:姓は仲、名は由、字は子路。孔門十哲の一人。詳細は公冶長第五の七に。)

なんという素直な人でござろうか、こういった素直さには羨ましいのを通り越して憧れさえ抱いてしまうでござるな。

公冶長第五の英訳をまとめて読みたい御仁は本サイトの論語 公冶長第五を英訳を見て下され。