詩仏、王維の名作を翻訳
カテゴリー ちょんまげ翻訳 和英 3月 3日, 2007翻訳に挑戦したい名文が多すぎてどれから選んで良いのか解らなくて困っているのでござるが、古今東西を問わずにピックアップしていきたいと思うでござる。
そして今回チャレンジするのは詩仙「李白」、詩聖「杜甫」と並び称される漢詩の大家、詩仏「王維」でござる。
しかし拙者の好みは一目瞭然でござるな・・・
※左上から横読み
渭城朝雨浥輕塵
客舍青青柳色新
勸君更盡一杯酒
西出陽關無故人
渭城の朝の雨が道の埃を落ち着かせ
旅館の柳も青々と生き返ったようだ
さあ君、もう一杯やりたまえ
西方の陽関を出てしまえばもう酒を交わす友もいないだろう
Thanks to the rain at the morning,
It is fine humidity and the willow near the guest house is vivid green.
Take one more cup of sake,
You will be lonely after you leave the barrier.
英訳 Translated by へいはちろう
ちなみに 渭城とか陽関と言うのは中国の地名でござるな、昔の中国は城壁の中に街があり城と城をつなぐ主要な街道には関所が設けられていたのでござる。いわゆる城塞都市というもので他国からの侵略を防ぐため、平野部の広大な地域の都市は城砦都市が多いのでござる。
ちなみに日本で城塞都市が発展しなかったのは、日本は山間部が多くそれ自体が天然の守りとなっているからでござるな、鎌倉なんかいい例でござる。
はじめまして。
最近、こちらも同じ唐詩を記載したばかりで、検索でこちらに辿り着きました。(3/1)
折角のご翻訳、味付けになるかな・・と思っての書き込みです。
・渭城
昔の唐の長安で、その中心(現西安市)から北西に位置する町「渭(現咸陽市)」が舞台。
現在の地名では、陝西省咸陽市(地図:http
西安はこの町から南東へ70km前後。
・陽関
漢の長城に設けられた大きな玉門関と並んで有名な関所で、こちらは西域南道側の寨。
今は烽火台しか残っていません。(http
玉門関が、規模の大きな漢長城の西域北道の出入り口なのに対し、陽関は、城壁で囲まれた町に置かれた関所。
通行者が、西域へ正しく出入りする為のゲートとして利用した所。地形上、ここを通らなくても西域へ出られますが、通過証がなければ、その先の西域の国(安西國)で不都合が起こりますから。