孔子の論語 衛霊公第十五の十二 人にして遠き慮り無ければ、必ず近き憂い有り

孔子の論語の翻訳401回目、衛霊公第十五の十二でござる。

漢文
子曰、人而無遠慮、必有近憂。

書き下し文
子曰わく、人にして遠き慮(おもんばか)り無ければ、必ず近き憂い有り。

英訳文
Confucius said, “If you don’t consider the distant future, you will sorrow before long.”

現代語訳
孔子がおっしゃいました、
「先々の事を考えて行動しないと、禍(わざわい)は身近な所からやってくるだろう。」

Translated by へいはちろう

しかし禍が起きるまで改めず、のど元過ぎれば熱さ忘れるのが人間というものでござるな。だからといって日頃の備えを怠ってよい訳ではなく、そうやって度々反省するのも大切な事でござろう。

衛霊公第十五の英訳をまとめて読みたい御仁は本サイトの論語 衛霊公第十五を英訳を見て下され。