孔子の論語 衛霊公第十五の十七 群居して終日、言、義に及ばず、好んで小慧を行う

孔子の論語の翻訳406回目、衛霊公第十五の十七でござる。

漢文
子曰、羣居終日、言不及義、好行小慧、難矣哉。

書き下し文
子曰わく、群居(ぐんきょ)して終日(しゅうじつ)、言(げん)、義に及ばず、好んで小慧(しょうけい)を行う。難(かた)いかな。

英訳文
Confucius said, “Nobody refers to the justice even though they have a discussion all day long. They prefers trivial wisdom. How useless!”

現代語訳
孔子がおっしゃいました、
「大勢集まって議論しながら、誰も義について語らない。それどころか小賢しい知恵を競いあっている。どうしようもないな。」

Translated by へいはちろう

辛辣なお言葉でござるな。しかし拙者も度々反省するのでござるが、学問好きで自分を賢いと勘違いしがちな人間は、つい自分の考えに酔ってしまって人として大事な事を忘れてしまいがちになるのでござる。注意せねば。

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