孔子の論語 郷党第十の十九 朋友死して帰する所なし、曰わく、我に於て殯せよ

孔子の論語の翻訳259回目、郷党第十の十九でござる。

漢文
朋友死無所歸、曰於我殯、朋友之饋、雖車馬、非祭肉、不拜。

書き下し文
朋友(ほうゆう)死して帰(き)する所なし。曰わく、我に於(おい)て殯(ひん)せよ。朋友の饋(おく)りものは、馬車と雖(いえど)も、祭りの肉に非(あら)ざれば、拝(はい)せず。

英訳文
When Confucius’s friend who had no relatives was died, he said, “Let me perform his funeral at my house.” When his friend gave him a present, except meat offered at rites, he never accepted it even if it was a carriage.

現代語訳
身寄りの無い友人が亡くなった時には、「我が家で葬儀を執り行ってあげよう」とおっしゃいました。また友人からの贈り物は、それが例え馬車の様な高価なものであっても、祭祀で捧げられた肉のお裾分け以外は受け取りませんでした。

Translated by へいはちろう

郷党第十の英訳をまとめて読みたい御仁は本サイトの論語 郷党第十を英訳を見て下され。