hit the road 出発する

最近ホームベーカリーで簡単に作る自家製チョコレートケーキにはまっている、いつか使ってみたい英語表現シリーズ。

hit the road
出発する(米俗)、出かける(米俗)

直訳すると「道路を叩く」でござるが、これは家の敷地内から出る時に靴のかかとや車のタイヤなどが道路に触れる様子から生まれた表現でござる。

Let’s hit the road!
出かけようぜ!

現在いる場所から外へ出るという意味なので、”hit the road to home” で「帰宅する」と言う意味にもなるでござるよ。また応用表現として以下の様なものもあるでござる。

when (where) the rubber hits the road
肝心な時、物事が重要な局面に入る時、予定していた事を実際に開始する時、アイデアを現実のものとする時

rubber はタイヤのゴムの事で、車を運転してまさに道路にでる瞬間の様子から生まれた表現でござる。しかしまだ一般的に意味や使用法が定まった表現という訳ではないらしく、ネイティブの人たちでさえなんとなくのニュアンスで使っているみたいでござるな。個人的には日本語でこの表現に一番近いのは古い言葉ながら 分水嶺 (ぶんすいれい)ではないかと考えている次第。