TOEIC対策 リーディングセクション

  今回はTOEICのリーディングセクション対策でござる。

 Part5 (短文穴埋問題) 対策
問題数は40問でござる。

2~3文節くらいの短文が問題用紙に印刷されており1箇所空欄になってるので、その空欄にもっともふさわしい単語を選んで解答用紙にマークするのでござる。
このパートと次のパート6では英文の読解力もそうでござるが、基礎的な英文法・語法の理解、語彙力など英語での表現力が問われるでござる。他のパートが聴き取り・読解力を主に測るのに比べてここで高得点を取ろうと思ったら日頃から日本文→英文のトレーニングを積み重ねる事が必要でござるな。

出題の形式としては

同じ語源を持つ単語の中からふさわしい品詞を選ぶ問題
例 decided deciding decision decidedly
同じような意味を持つ単語の中からふさわしい単語を選ぶ問題
例 both also either too

同じ動詞の変化形の中からふさわしい動詞形を選ぶ問題
例 admit admits admitted admitting
代名詞の格を問う問題
例 they their them theirs

複数の前置詞の中からふさわしい単語を選ぶ問題
例 at on by for

複数の指示代名詞の中からふさわしい単語を選ぶ問題
例 whose while whatever which

以上様々な形で英語表現力を問われるので日頃から基礎的な英文法と語彙・熟語・語法を抑えておくようにして下され。

また問題によっては短文の全てを読まなくても解答できるものがあるので英文の理解に拘る必要は無いでござる。むしろパッと見で答えが解らないような問題に時間にかけるよりは後々の長文読解に時間を使って下され。
 Part6 (長文穴埋問題) 対策
問題数は12問でござる。

このパートは1つの長文に対して4問づつ、3個の長文で計12問で構成されていて、基本的にはパート5とほぼ同じで特に長文であることにそれほどの意味は無く、全文を読む必要も無いでござる。

ただし出題傾向として前後の文脈から答えを選ばせる問題が多いため結果として全文を読んだが方が早い場合もあるでござる。

ある程度読解力に自信がある御仁は全文を読みながら答え、読解力に自信の無い方はパッと見で答えの解らない問題には拘らずに長文読解に時間を使う様にして下され。
 Part7 (読解問題) 対策

1つの文章に対する問題が28問、2つの文章に対する問題が20問の計48問でござる。

1つ、または2つの文章にごとの文章は2~5問で定まっていないでござるが、大抵の場合は4問でござる。

言うまでも無く、英文の読解力が試されるでござる。解答法としてはまず設問を先に呼んでからそれに対応する部分を長文の中から探し出して解答して行くと良いでござるよ。

特に全文の理解に拘る必要はないでござるが、やはりレベルが上がるにつけ、全文を読んだ方が解答が楽になる傾向があるでござるな。

出題される文章の形式はメール・手紙・広告・社内報・新聞記事などを中心に様々でござるが、メールや手紙であれば差出人の目的や受取人の立場は対応状況を問われたり広告や社内報であれば商品などのの説明に「含まれない(※NOTに注意)」説明を選択させたりと、それぞれに出題の傾向があるので注意でござる。

普段から英文を読んで基礎となる読解力を付けるのが最も大事でござるが、TOEIC問題集などによる練習が最も効果のあるパートとも言えるでござる。それは他のパートに比べて、日本人に馴染みの深い出題形式だからだと思うでござる。
問題量が膨大なため、ほとんどのTOEIC受験者がこのパートを終了できないままに試験時間が終了するでござる。全ての問題文に目を通してきちんと解答できるのはTOEICスコアがおおよそ800点前後にならないと出来ないので簡単な問題を選んで確実に解答する方が良いでござるよ。