ガンジス河でバタフライ

聞いたところによると今年の秋だかに「ガンジス河でバタフライ」なるテレビドラマが放送されるらしい、綺麗な女優さんが実際にガンジス河で泳ぐらしくて、その体当たりの演技が話題になってるらしいのでござる。

もともとは同名の旅行エッセイがあって、なんでも就職活動で「私、ガンジス河でバタフライをしました」と言ってしまった女子学生が実際にインドへ行ったお話なのでござるが、「ちょんまげ英語塾・英語日誌」マニアな貴殿ならもうお気づきでござるな。

ガンジス河で沐浴

そう、拙者もガンジス河で泳ぎました

詳しくは本サイトの「へいはちろう放浪記 インド編」を読んでいただきたいと思うのでござるが、なんだか不思議な感じでござる。

確かにガンジス河で泳いでいたのは沐浴をする現地の人以外は拙者だけで、しかも潜ると水はどこまでも緑がかっていて、いかにも病気になりそうな感じでござった。宿泊していた宿のインド人オーナーにさえ「ちょっと頭がおかしい」とまで言われたし、現地のヴァラナシで出会う他の観光客にこの話をする度に「すごい勇気がありますね」と言われたのでござるが、拙者としては現地の人が神聖な気持ちで沐浴している場を「汚い」と(実際に汚染は深刻なのでござるが)言って避けるのは出来ない話だったので僭越ながら沐浴をさせていただいたのでござる。

別にガンジス河での沐浴を推奨している訳では無く(実際病気になったら多くの人に迷惑がかかるでござろう)、異文化に触れると言う事は自らの文化度が試される事でもあるという事を言いたいのでござる。ガンジス河の汚染は怖がるのに川岸で行われる葬儀を興味本位で覗いたりするのは日本人としていかがなものか?

ま、そゆことは置いといてそのガンジス河でバタフライでござるが、多分拙者は観ないでござろう。元々テレビやドラマを見ないのと、実体験以上に面白いものは無いでござるからな。

結局は自慢話がしたかっただけと言うオチでござる。