孔子の論語 子罕第九の十七 逝く者は斯くの如きか、昼夜を舎めず

孔子の論語の翻訳225回目、子罕第九の十七でござる。

漢文
子在川上曰、逝者如斯夫、不舎晝夜。

書き下し文
子、川の上(ほとり)に在りて曰わく、逝(い)く者は斯(か)くの如(ごと)きか。昼夜を舎(や)めず。

英訳文
1. Confucius said at the riverside, “Time flies. It never stops night and day.”

2. Confucius said at the riverside, “All things are in flux. They never stop night and day.”

現代語訳
1. 孔子が川のほとりでおっしゃいました、
「時が過ぎ去るのは速いものだな。昼も夜も止まることが無い。」

2. 孔子が川のほとりでおっしゃいました、
「全ての物は絶えず前進を続けるのだな。昼も夜も止まることが無い。」

Translated by へいはちろう

1の解釈は古注の解釈で、過ぎ去る時の流れを嘆いたという解釈でござる。2の解釈は新注の解釈で万物の流転と人間のたゆまぬ努力を賞賛したという解釈でござる。

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